大人のせいなんだ
- 2012.02.23 Thursday
- 00:29
不登校の子どもたちの居場所で、ちょっとしたトラブルがあった。
いろんな発達の形のある子どもたち。時にはその個性はぶつかり合うことがある。
どの子の言い分ももっともだ。
攻撃しているように見える子にもちゃんと理由がある。悪者になってでも、正したいことがあった。
ちゃんと言わずに、ずるく見える子にもちゃんと理由がある。言えないには言えない事情があるのだ。
見ていただけの子にも理由があった。関わってないように見えて実はそれが、事を大きくしたり、その場に起こっていることを許していることになるけれど、その場を壊さないことしか出来ない子もいる。
率先して意地悪を言っているかのように見える子も、そうではない。たくさん我慢して、冗談のような形でそうするしかなかった。その子にも事情がある。
ひとつの出来事には、その場だけの事情ではなく、その子の背景、そうなる理由・・・たくさんのことが絡んでいる。
いつも、つい強く出てしまう子と話をする。
そうか・・・嫌なことがあったんやなあ。ごめんな。君のこと守れなかったなあ。そうさせてしまったから、それはさあ大人のせいなんや。
ここでの子ども同士の関係は、この場の雰囲気を作ってる大人に責任があるんやで。
だから、ごめんな。
「あー、それは大人のせいちゃうわ、僕の性格もあるんちゃうかな」と小学生の彼は大人びて言う。
思わず、大人やな・・・と返すとふふと笑う。
「ドンまどかってな、(子どもたちは私をなぜかドンと呼ぶ)、優しいけどな、ほんまは家では『片付けなさい!』とか怒ってるんやろ?」と笑いながら聞く。
なんで知ってんの?見たんか!でもなあ、結構、子どもの言い分聞くいい人やでー。
彼は、ほんまかーと笑う。
彼は、うまく人との関係を作れないことがある。人をとても好きなのに、うまく出来なくて寂しい思いをする。「わかってんねんけどな、ほんまは言ったらあかんねんけどな、言っちゃうねん」彼はそれを自分の障害と言う。
以前、ドアを開けると偶然のように彼が入ってきたことがあった。
なんかあったん?と聞くと「なんもない」と言いながら、相談室の机の下に潜ってゲームを始める。
居心地よさそうやな、ドンもよしてや。と一緒に私も机の下に潜る。
彼は、あれー、ドンって勝利の女神ちゃう!?ここでやると勝つわー!!と喜びの声をあげて、しばらくゲームをして帰って行った。
あとでちょっと嫌なことがあって、彼が他の子に強く返し、やり過ぎてしまったらしいことをスタッフから聞いた。
彼も踏ん張ってる。日々、変化しようとしている。上手にできないことに自分も傷つくけれど、一生懸命に学んでいるんだと思う。
「ドンはな、他の子にも謝るわな。いっぱい気付いてあげれなかったことがあるから。どの子も悪くないねん。一人一人、思いがあるから、だーれも悪くないねんで。」そんな話を彼にする。
A君はこんな気持ちやってんて。B君はこんな気持ちやってんな。C君はこう思ってんやんな。D君はこうやったんや。ただそれだけ。
私にできるのはそれだけなんだと思う。
叱責したり、やめさせようとしたり、正そうとしたり・・・そんなことではない。
彼らの中に力がある。それを私たち大人は信じて付き合っていく。
どの子も愛おしい。
変化して成長していく姿に、胸が熱くなる。
「ドンってな、旦那さんおるん?」え・・おるよ、一応。
なんでそれか、わかんないけど、相談の締めくくりの台詞は、彼のその一言だった。
なんでやねん!
いろんな発達の形のある子どもたち。時にはその個性はぶつかり合うことがある。
どの子の言い分ももっともだ。
攻撃しているように見える子にもちゃんと理由がある。悪者になってでも、正したいことがあった。
ちゃんと言わずに、ずるく見える子にもちゃんと理由がある。言えないには言えない事情があるのだ。
見ていただけの子にも理由があった。関わってないように見えて実はそれが、事を大きくしたり、その場に起こっていることを許していることになるけれど、その場を壊さないことしか出来ない子もいる。
率先して意地悪を言っているかのように見える子も、そうではない。たくさん我慢して、冗談のような形でそうするしかなかった。その子にも事情がある。
ひとつの出来事には、その場だけの事情ではなく、その子の背景、そうなる理由・・・たくさんのことが絡んでいる。
いつも、つい強く出てしまう子と話をする。
そうか・・・嫌なことがあったんやなあ。ごめんな。君のこと守れなかったなあ。そうさせてしまったから、それはさあ大人のせいなんや。
ここでの子ども同士の関係は、この場の雰囲気を作ってる大人に責任があるんやで。
だから、ごめんな。
「あー、それは大人のせいちゃうわ、僕の性格もあるんちゃうかな」と小学生の彼は大人びて言う。
思わず、大人やな・・・と返すとふふと笑う。
「ドンまどかってな、(子どもたちは私をなぜかドンと呼ぶ)、優しいけどな、ほんまは家では『片付けなさい!』とか怒ってるんやろ?」と笑いながら聞く。
なんで知ってんの?見たんか!でもなあ、結構、子どもの言い分聞くいい人やでー。
彼は、ほんまかーと笑う。
彼は、うまく人との関係を作れないことがある。人をとても好きなのに、うまく出来なくて寂しい思いをする。「わかってんねんけどな、ほんまは言ったらあかんねんけどな、言っちゃうねん」彼はそれを自分の障害と言う。
以前、ドアを開けると偶然のように彼が入ってきたことがあった。
なんかあったん?と聞くと「なんもない」と言いながら、相談室の机の下に潜ってゲームを始める。
居心地よさそうやな、ドンもよしてや。と一緒に私も机の下に潜る。
彼は、あれー、ドンって勝利の女神ちゃう!?ここでやると勝つわー!!と喜びの声をあげて、しばらくゲームをして帰って行った。
あとでちょっと嫌なことがあって、彼が他の子に強く返し、やり過ぎてしまったらしいことをスタッフから聞いた。
彼も踏ん張ってる。日々、変化しようとしている。上手にできないことに自分も傷つくけれど、一生懸命に学んでいるんだと思う。
「ドンはな、他の子にも謝るわな。いっぱい気付いてあげれなかったことがあるから。どの子も悪くないねん。一人一人、思いがあるから、だーれも悪くないねんで。」そんな話を彼にする。
A君はこんな気持ちやってんて。B君はこんな気持ちやってんな。C君はこう思ってんやんな。D君はこうやったんや。ただそれだけ。
私にできるのはそれだけなんだと思う。
叱責したり、やめさせようとしたり、正そうとしたり・・・そんなことではない。
彼らの中に力がある。それを私たち大人は信じて付き合っていく。
どの子も愛おしい。
変化して成長していく姿に、胸が熱くなる。
「ドンってな、旦那さんおるん?」え・・おるよ、一応。
なんでそれか、わかんないけど、相談の締めくくりの台詞は、彼のその一言だった。
なんでやねん!
- まどか
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